出光美術館~『悠久の美』を観る~

出光美術館~『悠久の美』を観る~

先日、東京・出光美術館に行ってまいりました。

ここ数年中国美術の人気に伴い、各美術館でその関係の展覧会が多く企画されていますが、

所蔵品でこの催しができる、美術館はそう多くはないはず。

特に今回の『悠久の美』展は、中国の青磁や書画だけでなく青銅器の優品を一堂に鑑賞できる、貴重な機会ではないだろうか。

 

商(殷)や周時代といった2~3000年前に製作された青銅器の品々は、現代においてもその形、装飾を崩すことなく伝わってきているもので、おそらくこのまま数千年先も同じ状態で残っているものではないでしょうか。

もしかしすると、現在美術品として楽しまれている、絵画や陶芸品はその形を変え、保存が厳しいことになる時が来るとしたら・・・

今の文明を象徴するものとして、遠い未来に残るものは、紀元前中国で作られた、この青く輝く器なのかもしれない。そう思いながらこの展覧会を拝見させていただきました。

『悠久の美』ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

出光美術館http://www.idemitsu.co.jp/museum/ 『悠久の美』2012年4月3日~6月10日まで

 

 

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