平城京の守り神「平城宮跡」

平城京の守り神「平城宮跡」

今回の担当はY本です。

大阪方面より実家のある奈良市へ行く時、東大阪より第二阪奈道路という高速を利用します。 生駒山を突き抜けるトンネルが開通して10年以上経ちましたが、その利便性は高速料金を支払っても利用する価値が高いと思います。

第二阪奈道路の料金所を通過すると、道沿いに四神のひとつ、白虎の絵が記載された看板が登場します。

そういえば、奈良中部から奈良市内に向かっている時に、国道24号線沿いに朱雀の看板をみたような・・・。

2010年に開催された奈良遷都1300年祭にあわせて、奈良市内の入り口四方に都の守り神のイラストの看板が配されたそうです。

東の守護神は、人工的に掘削した河川で、清い水流の象徴である「青龍」。西の守護神は、難波(大阪)へと続く道で、都にこもった邪気を逃がす道が求められた「白虎」。 南の守護神は、今も残る五徳池で、川が注ぎ込む池が求められた「朱雀」。北の守護神は、平城山(ならやま)で、竜脈とよばれる気の流れの発進地である丘陵が求められた亀と蛇の化身の「玄武」に見立てられていました。 なるほど!大阪に通じる第二阪奈道路を白虎が守っていることが納得できました。

元々四神(しじん)は、中国の神話、天の四方の方角を司る霊獣だったそうです。 東アジア・中華文明圏において、大地の四方の方角を司る「四神」の存在に最もふさわしいと伝統的に信じられてきた地勢や地相のことを四神相応と言われ、 日本では平城京・平安京が四神相応の土地とされて都が作られました。 身近に残る四神相応は、大相撲の土俵上にある4つの色分けされて房、ちらし寿司などがあります。

四神が登場する地名、組織、アニメ、ゲームがあるので、多くの年齢層に四神は知られています。 機会があれば、災害や疫病から奈良の都を守るとされていた四神たちに想いを馳せて、今は広い平地に時々古の建物が復元された平城宮跡に足を運んでみてください。 特に朝がお勧めです。もやがかかった何もない平地を歩くことはとても贅沢な時間ではないでしょうか? 冬には霧が出やすい奈良、交通機関が乱れて大変ですが、霧の中をあるいていると、違う世界に迷い込んだような感覚になります。

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