大阪市立東洋陶磁美術館『マイセン磁器の300年』
昨日、大阪中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館に行ってきました。
1982年の開館から30周年ということで『国立マイセン美術館所蔵 マイセン磁器の300年』
という特別展が開催されています。
堂島川に面し静かなこの美術館いっぱいに東インド会社からもたらされた磁器の模倣から
オリジナルな磁器製造へと続くマイセンの華やかな歴史が展示されています。
ザクセン選帝侯兼ポーランド王のアウグスト強王の命令のもと磁器製造を1710年に
王立磁器製作所が、ドイツ東部のマイセンの地に開窯したのがマイセンの始まりです。
彫刻家ケンドラーによるメナージュリ動物彫刻「嗅ぎ煙草入れを持つサル」は、貴族に
対する風刺が織り込まれた作品で、何ともいえない表情のサルが、かわいらしいです。
動物彫刻は、それぞれ「いい顔」しています。(笑)
マイセンといえば思い出すブルーオニオンやマイセンローズの食器もあり欲しくなって
しまいます。小さな花をたくさん貼り付けたスノーボールの食器や壺は、本当に見事で
した。女性ファンの多いフィギュリンももちろんたくさんあり、楽しい時間を過ごしました。
また、有田の柿右衛門様式の壺とマイセンの壺が並んでいるコーナーも興味深かったです。
平常展では国宝「油滴天目茶碗」、「嗅ぎ煙草入れを持つサル」が手に持つ、嗅ぎ煙草入れの
鼻煙壷(沖正一郎コレクション)等も拝見でき休日の午後を堪能しました。
最後に東洋陶磁美術館に行かれる際は、ホームページから入場割引券を印刷して行きましょう。
大阪市立東洋陶磁美術館で開催中の『マイセン磁器の300年』
開催期間 4/7~7/22まで
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2012年04月30日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: 日常編
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