陶磁胎漆器 釉艶
昨日、京都市にあるSHINAさんで開催されている、陶磁胎漆器・釉艶展に行ってまいりました。
これは、京都市産業技術研究所で実験・試作した手法を基礎とし、京都漆器工芸協同組合および
京都漆器青年会が実施しており京漆器・京焼・清水焼の商品開発の一環として企画されたものです。
(DMから抜粋しています)
陶磁胎漆器の名の通り、胎を陶磁器で釉薬と漆の塗分けによって、それぞれの質感を活かし螺鈿や
蒔絵で加飾するというものです。
そしてテーマは煎茶道具で、この企画のもう一つの重要な要素に若手に発表の場を与える
ということもあったようです。
胎になる陶磁器を京焼の有名作家が担当し、その上から若手漆芸家達が加飾していました。
若手が先輩の胸を借りるといったところでしょう。
少し作品の紹介をします。
水注:藤波図 黒漆をベースに細かな螺鈿を散りばめ、葉は蒔絵、花の部分は下の白磁を塗残して見せていました。
湯冷:磁器を胎に中を白檀塗を施していました。透漆の下から除く金箔が独特の風合いを醸し出しています。
今後もこういった企画をして頂き、京都の美術・工芸の発展に各方面の方々が一丸となって取り組んで頂けたらと思います。
(許可を得て撮影しております。)
場所 SHINA
期間 日時:2012年3月15日(木)-3月27日(火) 11:00~19:00(最終日17:00) 水曜定休・入場無料
場所 京都府京都市中京区室町三条下る西側誉田奥
TEL 075-257-5567
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2012年03月26日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
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