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京都府京都文化博物館  大関ヶ原展

こんにちは。 ジメジメとした天気が続きますね。

先日、京都府京都文化博物館で開催されている、 徳川家康 没後400年記念特別展【大関ヶ原展】に行ってまいりました。

天下分け目の大決戦として有名な「関ヶ原の戦い」は歴史を詳しくない方や、歴史なんて興味ないよという方でも 名前くらいはご存知なのではないでしょうか? それくらい、以後の日本の道筋を決定する戦いでした。

安土桃山時代の慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)、現在の岐阜県不破郡関ヶ原町辺りを主戦場として行われました。 後に江戸幕府を開く、徳川家康を総大将とする、「東軍」と毛利元就の孫である毛利輝元を総大将とする西軍との激突。 長期に渡る戦いと思われと思われたが、意外に1日で決着してしまいました。

戦い自体は一日で終わりましたが、この展覧会では、決戦に至るまでの石田三成等の書状といった資料や関ヶ原の戦いをに付随する周辺の戦い等も 紹介されています。決戦に至るまでの手紙は当時の危急存亡の秋に武将達の緊迫したやり取りを今も私達に伝えます。

井伊直政・本多忠勝や立花宗茂など参戦した武将達が着用した鎧や兜・刀は必見です。 武具以外でも家康の金扇馬標は2メートルを超える大きなもので家康が在陣していること示していますが、 大変存在感があっただろうと思います。 また、数々の屏風も武将や名も無き兵士達の息遣いまで、伝わってきそうな迫力あるものも一堂に観る事ができます。

歴史に「if」はありませんが、西軍が勝った場合はその後の日本の構造はまた違ったものになったのだろうか?と 色々と童心にかえって楽しむことができた展覧会でした。

来年の大河ドラマは人気俳優の堺雅人さん演じる「真田幸村」ですね、関ヶ原の戦い後の大阪夏の陣等で活躍しますが、 この展覧会で是非、戦国時代の終わりを告げる戦いに参戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

京都府京都文化博物館

2015年6月2日~7月26日

福岡市博物館

2015年8月7日~10月4日

『川喜田半泥子物語─ その芸術的生涯 ─』を観て

今年の初めに新人4人が入社しました^^

みんな芸術、工芸に関して素人で、見るもの触るものが初めての物ばかり。

知らない世界に戸惑いつつも少しずつ学んでいます。

今回は新人Kが担当します。*^^*

 

先日、あべのハルカス美術館で開催されている「川喜田半泥子物語─ その芸術的生涯 ─ 」

に行って参りました。

展示会に行く前に、銀行の頭取でありながら趣味で陶芸や俳句、絵画などを好んで行っていた人物

と聞いていました。

 

二百年以上の歴史がある木綿問屋を営んでいる家系に生まれた川喜田半泥子は、

幼少期から美術に触れる機会が多かったそうです。

展示を見てみて、生まれながらに恵まれた環境にいたからこそできた事なのかもしれないが、

趣味をただ楽しむという感じでなく、信念を持って芸術に取り組んでいたんだなぁと思いました。

 

有名な作品に伊賀水指「慾袋(よくぶくろ)」があり、その展示があります。

破れがあるのを見て、面白い発想と思う半面、なぜわざわざ破れた水指を作るのか?

素人の私には理解に苦しむところです。

そもそもこれは古伊賀水指 銘「破袋(やぶれぶくろ)」の写しで、半泥子が古田織部のスタイルに

興味を持ったことから作られた作品です。

古田織部は陶芸として失敗作とみなされてもおかしくないようなゆがんだり、ヒビの入った作品を

すすんで茶道具として取り入れた人物だそうです。

この事についての詳細はまた勉強しておきます・・・。

 

半泥子は荒川豊蔵、金重陶陽、三輪休和を津の自宅に招き、器物の取り扱い方を教えてもらったり、

古い器をみたり、互いの作品を批評し合ったりする「からひね会」を結成しており、

この頃の4人の作品も展示されています。

 

昨年オープンしたばかりのあべのハルカス美術館。16階からの眺めも楽しめる立地です。

暖かくなってきましたし、散歩がてら一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

自分もこれから色んな作品を見たりして、感性を磨いていきたいなと思うきっかけになりました。

 

川喜田半泥子物語─ その芸術的生涯 ─

2015年 3月17日(火)~ 5月10日(日)

詳細はこちら⇒ http://www.aham.jp/exhibition/future/kawakitahandeishi/