卯花垣
国宝。名物。国焼茶碗、志野。片桐石州の箱書き付で、表に「卯花墻」、裏に「山里の卯花墻の中の路雪踏みわけし心地こそすれ」とある。雪のような白釉の中に籬のような黒筋があるのでこの歌銘を選んだものらしい。もと江戸冬木家の蔵、明治初年山田某が所有した。関西では羽衣および山里とこと茶碗を志野茶碗中の名物といいはやし、1890年頃に千円で売買だれた茶器は卯花墻が最初だとされている。
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2010年03月08日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
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