作家名の記事一覧

原田拾六

原田拾六 (はらだしゅうろく)

1941年岡山県生まれ

1969年より作陶をはじめる

1971年に穴窯を築窯

1975年桂又三郎に師事し、古備前を研究

2000年日本陶磁協会賞受賞

2002年岐阜県現代陶芸美術館開館記念展出品

2004年東広島市立美術館出品

 

滋味を感じるねっとりとした土を選び「轆轤は備前の土味のよさを殺す」と紐造りを基本として、登窯を使って450時間前後焼成している。土は手で丁寧に練り上げ、手よりで大きな石を探し一つ一つ取り除く。これを数年間寝かし、使いやすくした年度を菊揉みして成型し、表面を削る。この丁寧な作業によって緋襷や胡麻の重厚な焼上がりが生まれる。

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兼田昌尚

兼田昌尚 (かねだまさなお)

 

~経歴~

1953年山口県萩焼の窯元の家に生まれる

1979年筑波大学大学院修了。帰郷して父に師事

1985年日本工芸会正会員(91年まで)

山口県芸術文化振興奨励賞

エネルギア美術賞受賞

2002年岐阜現代陶芸美術館「現代陶芸の100年」展出品

2003年茨城県陶芸美術館「現代陶芸の華」展出品

2000年~2003年筑波大学芸術学系助教授

 

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熊野九郎右ヱ門 

熊野九郎右ヱ門 (くまのくろうえもん)

 

~経歴~

1955年福井県生まれ

1976年藤田重良ヱ門に師事

1982年戸田宗四郎に師事

1983年ふたたび藤田重良ヱ門に師事

1985年窯焚き指導のため旧ソ連に招待される

1987年築窯

2000年ドイツの外務省より招待される

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金田鹿男

金田鹿男 (かねだしかお)

 

~経歴~

1938年茨城県生まれ

松井康成に師事

1975年伝統工芸新作展に入選

1976年日本伝統工芸展に入選

日本伝統工芸展正会員

 

作陶に対しても、他人に対しても謙虚そのもの。根っからの努力家で、いっさい師のまねをする仕事はせず、シンプルな形に入念な象嵌をリズミカルに施す三島の名手となり、現在日本工芸界正会員である。

金重愫(かねしげ まこと)

1945年岡山県に生まれる。

金重素山の長男

京都大学農学部卒業

1979年独立

「茶の湯の造形展」奨励賞受賞

淡交ビエンナーレ奨励賞受賞

1997年「備前焼パリ展」出品

東京・大阪・岡山のほか、ドイツのミュンヘンでも個展開催

 

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金重有邦

金重有邦 (かねしげゆうほう)

 

~経歴~

1950年岡山県生まれ

武蔵野美術大学中退後、父・素山のもとで陶芸の道に入る

各地で個展活動を行う

2003年日本陶芸協会賞受賞

ほかに、田部美術館「茶の湯の造形展」奨励賞、淡交ビエンナーレ奨励賞など受賞

 

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金重陶陽(かねしげ とうよう)

金重陶陽 (かねしげとうよう)

 

~経歴~

1896年生まれ1967年没。

岡山県生まれ。

生家は室町時代から続く備前焼窯元。父の元で作陶を始め優れた技術を身に付ける。

1955年日本工芸会設立に参画

1956年重要無形文化財「備前焼」保持者認定

 

~陶芸家 金重陶陽~

岡山県和気郡伊部村出身(現備前市)備前六姓(大饗、金重、木村、寺見、頓宮、森)の金重家の分家に生まれた。細工物の名人、父・楳陽に少年時代より学び人物、動物、花鳥などの置物を作った。大正末期から古備前の技法復興に取り組み胎土の調整、窯の構造の改革、窯詰や焼成法について研究を重ね、三歳年下の弟・素山が助手につき、土を探し徹底した土選りと足ふみで土をつくり、篩通しや水漉しをせず、数年寝かせるなど桃山時代そのままの技法を蘇らせた。

陶法も、精巧な細工物から轆轤による成形に移り、備前古来の天盤の大きな轆轤「地ロク」

を復活して使った。

又、桃山の茶陶に学び、茶人に愛された無釉の古備前の土味を出すことに成功。

その厳しく地道な努力が、備前の声価を高め、その発展につながる。

また1955年日本工芸会設立に参画、伝統工芸の復興に尽力した。

 

 

陶陽は昭和の初期から、当時衰退していた無釉の古備前の技法復興に取り組み、土を吟味し1930年頃、無釉の土味を出すことに成功した。このことで陶陽は備前の救世主となり「備前の生き神様」と呼ばれた。

「土に素直に」を信条とし、「米より土が大事」と土をかじり、良土を探し求めて田んぼを歩き回った。その結果田井山の観音で良土を掘り当てた。陶陽はこれを「観音土」と名づけ一躍ブランドにした。

また火入れにもこだわり、「土と焰」を大切にした。

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金重晃介(かねしげ こうすけ)

1943年 岡山県生まれ 父は金重陶陽

1970年 東京藝術大学大学院修了

1975年 陶芸作品を発表し始める

1981年 日本陶芸展入選

1982年 築窯

1987年 朝日陶芸展入選

    田部美術館「茶の湯の造形展」優秀賞

    サントリー美術館大賞展招待出品

    焼締陶展記念賞、日本陶磁協会賞、山陽新聞社賞など受賞多数

 

 

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金重巌

金重巌 (かねしげいわお)

 

1965年岡山県生まれ

祖父は金重陶陽、父は道明

1995年独立

東京しぶや黒田陶苑にて金重道明一門展

ギャラリー碧苑にて個展

1999年金重道明一門展

2003年しぶや黒田陶苑にて個展

 

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金憲塙

金憲塙 (キムホノ)

 

~経歴~

1958年生まれ

1977年愛知県窯業高等訓練学校卒業・瀬戸に築窯

日本伝統工芸展、朝日陶芸展、国際陶磁器フェスティバル美濃‘86などに入選

 

~陶芸家 金憲塙~

アンバランスなおもしろさ、楽しさを器に盛り込む名手である。破天荒であるが、オリジナルな感性で楽しんで制作している。

若い人に人気が高く、使いにくいものもあるが、未知への期待がふくらむ陶芸家である。