作家名の記事一覧

島岡達三(しまおか たつぞう)

1919年   東京都港区で3代続いた組紐師島岡米吉の長男として生まれる。

1938年   初めて日本民藝館を訪れ民藝の美に目覚める

1939年   東京工業大学窯業学科に入学。

              夏、岐阜県駄知町に滞在し、轆轤の勉強を始める。

1940年   夏、益子に濱田庄司を訪れ、卒業後の入門を許され一夏滞在。

        山陰、山陽、沖縄の民窯を訪れる。

1942年   出征。

1946年   6月に復員し、その後すぐに濱田庄司門下となる。

1953年  益子に住居と窯を設ける。

1962年  日本民藝館新作展にて日本民藝館賞受賞。

1964年  招かれてカナダ、アメリカを3ヶ月歴訪、各地で個展並びに指導する。

1968年  ロングビーチ州立大学、サン・ディエゴ州立大学夏期講座に招かれ渡米、

       ヨーロッパを経て帰国。

1976年  ボストンにて個展開催。

1987年  西独マンハイム市立美術館にて個展開催。

1993年  ニューヨーク、ギャラリー・エルシウムでの島岡達三師弟展のため渡米。

1994年  平成5年度日本陶芸協会で金賞受賞。

1996年  民藝陶器・縄文象嵌にて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

2007年  逝去。

 

島岡達三 作  灰被ぐい呑

 

 http://www.bijyutsu.jp/products/detail.php?product_id=533

 

 

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十一代三輪休雪(じゅういちだい みわ きゅうせつ)

1910年 山口県萩市生まれ。9代雪堂の三男、本名節夫。中学卒業後、15歳年上の兄休和に師事。

1941年 三重県津市の川喜田半泥子の下に滞在した以外は萩を出ず。

1955年 今年頃より作品を対外的に発表、日本伝統工芸展等において、

     兄の十代休雪と並んで注目されるようになる。

1967年 十一代休雪襲名、三輪窯を継承、伝統萩焼の技法・保存伝承に尽力している。

1983年 重要無形文化財「萩焼」の保持者に認定。

2003年 壽雪を陶号とする。

 

十一代 三輪休雪  萩焼盃

http://www.bijyutsu.jp/products/detail.php?product_id=531

 

 

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中島宏(なかじま ひろし)

1941年 佐賀県武雄市生まれ。

1969年 父の経営する中島製陶所を離れ、弓野の古窯跡に登窯を築き独立。

1977年 日本伝統工芸展に「青白磁壺」を出品し奨励賞受賞する。

1990年 青磁技法により佐賀県重要無形文化財保持者認定。

2006年 日本陶磁協会賞金賞受賞。

2007年 「青磁」の重要無形文化財の保持者に認定される。

 

中島宏 作  青磁ぐい呑

http://www.bijyutsu.jp/products/detail.php?product_id=529

 

 

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井上萬二(いのうえ まんじ)

1929年 佐賀県有田市生まれ。有田焼の窯元の四男。

          戦後16歳で隣家の酒井田柿右衛門窯に弟子入り、一から勉強を始めた。

      さらに有田一の轆轤師先代奥川忠衛門(1975没)に就いて、磁器大物成形の

      轆轤技法を修得。

1958年 佐賀県立窯業試験場の職員に就任する。

1969年 アメリカ。ペンシルバニア州立大学美術科に佐賀県より派遣され作陶を指導。

1971年 独立。

     白磁を始めとする作品は轆轤成形を基本に追及、高く評価されている。

     白磁に椿や牡丹などの模様を彫ってから模様の部分を緑釉で彩る、

     緑と白の対比を出した花瓶や鉢「白磁緑釉彫文」を発表。

1995年 重要無形文化財「白磁」の保持者認定。

井上萬二 作  白磁壺

http://www.bijyutsu.jp/products/detail.php?product_id=532

 

 

 

辻村史朗(つじむら しろう)

1947年 奈良県御所市に生まれる
1965年 画家を志す
1969年 作陶を始める
1977年 奈良・水間にて初めての個展
1978年 大阪・三越にて陶展(3回)
1983年 東京・三越本店にて陶展(隔年7回)
1984年 名古屋・丸栄にて陶展(隔年6回)
1985年 大阪・阪急百貨店にて個展(隔年5回)
1986年 松山・三越にて個展(隔年2回)
1989年 東京・有楽町阪急にて絵画展開催
1990年 京都・たち吉本店にて第一回個展開催 他
1992年 福岡・岩田屋にて個展開催 他
1993年 ドイツ・フランクフルト・ジャパンアートにて個展開催。英国・ウエスト・デュポンにて築窯、作陶を行う
1994年 ロンドン・ギャラリー・ベッソンにて個展開催
1995年 京都・たち吉本店にて第三回個展開催
1997年 京都・たち吉本店にて第四回個展開催
1999年 裏千家茶道資料館にて「辻村史朗 壷と茶碗展」開催 他
2000年 東京・三越本店にて絵画展開催

 

辻村史朗 作  粉吹ぐい呑

http://www.bijyutsu.jp/products/detail.php?product_id=559

鈴木藏(すずき おさむ)

1934年   岐阜県土岐市生。

1953年   県立多治見工業高校窯業科卒業。

加藤幸兵衛、荒川豊蔵、小山冨士夫らに師事。現代日本陶芸展や日本伝統工芸展など入選・受賞を重ねる。

1982年   第19回日本陶磁協会金賞を受賞。

1987年   芸術選奨文部大臣賞受賞。

1990年   多治見虎渓山町に築窯。

1994年   「志野」で重要無形文化財保持者に認定。

1995年   紫綬褒章授章。

現代陶芸界において志野焼の代表作家であり、指導的地位にもある人気・評価の高い巨匠である。

鈴木藏 作  志野ぐい呑

http://www.bijyutsu.jp/products/detail.php?product_id=537

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藤原雄 (ふじわら ゆう)

1932年    岡山県備前市にて藤原啓の長男として生まれる。

1955年    明治大学文学部卒業。
          父啓のもとで備前焼の製陶技法を学ぶ。
1958年     第5回日本伝統工芸展に初入選。
1961年    日本工芸会正会員となる。
1963年     バルセロナ国際陶芸展にてグランプリ受賞。
1964年     アメリカ・カナダ・メキシコ・スペインの各大学で備前焼の講義を行う。
          以後、海外の各地に於いて講義をもつ。
1967年     日本陶磁協会賞受賞。
1973年    金重陶陽賞受賞。オーストラリア政府の招聘により
          シドニー大学にて備前焼の講座を開く。
1975年    岡山県文化奨励賞受賞。
1980年    岡山県重要無形文化財認定。
1984年    山陽新聞社文化賞受賞。
1985年    岡山県文化賞受賞。紺綬褒章受章。
1986年    日日新聞社芸術文化功労賞受賞。
          中国新聞社文化賞受賞。
1988年    日本工芸会理事就任。
1990年    平成元年度芸術選奨文部大臣賞受賞。
1996年    重要無形文化財保持者認定。日本工芸会参与就任。
1997年    明治大学特別功労賞受賞。備前陶友会名誉会長就任。
          三木記念賞受賞。
2001年    死去。

中村六郎(なかむら ろくろう)

1914年 岡山県伊部に生れる。

1945年 金重陶陽に師事。

1961年 独立して六郎窯を築窯。

1986年 伝統工芸士の認証を受ける。

2004年 没 勲七等青色桐葉章受賞。

  備前焼の名工で「酒器の六郎」「徳利の六郎」と呼ばれた
  酒器作りの名人。


中村六郎 作  備前湯呑

http://www.bijyutsu.jp/products/detail.php?product_id=401

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十三代中里太郎右衛門(じゅうさんだい なかざとたろうえもん)

大正12年、12代中里太郎右衛門の長男として唐津市に生まれる。本名は忠夫。

昭和26年、日展初入選を飾り、31年に北斗賞、40年には特選に輝く。

昭和40年には現代工芸美術家協会視察団として欧州、中近東を視察した。

昭和44年に13代中里太郎右衛門を襲名。

昭和56年に日展内閣総理大臣賞、昭和59年には同日本芸術院賞を受けるなど入選・入賞を重ねる。

昭和51年、日展評議員となり、60年から理事。平成4年、県重要無形文化財に認定、平成7年に唐津市政功労賞を受けた。

日工会会長。国際陶芸アカデミー会員。平成14年以後は中里逢庵の名で活動。平成19年日本芸術院会員。

平成21年3月死去

 

十三代 中里太郎右衛門 作  翡翆彫三島染付華文偏壺

http://www.bijyutsu.jp/products/detail.php?product_id=549

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岸本謙仁 (きしもとけんじ)

1934年  愛知県名古屋市に誕生

1960年  美濃に入る

1968年  朝日陶芸展(二回入選)

1969年  三国山麓に半地下の穴窯築炉

                日本伝統工芸展入選

                日本陶芸展(第一回・入選)

                中日国際陶芸展(第一回・入選)

1974年  東京日本橋高島屋個展

                 日本伝統工芸展入選

1978年  日本伝統工芸展入選

                 日本工芸会正会員・認定

                 大阪なんば高島屋個展

1982年   大阪うめだ阪急百貨店個展

1984年   名古屋丸栄個展

1988年 ドイツJAPAN  ART個展

                  アメリカ・バークコレクション収蔵

1989年 アメリカエール大学美術館収蔵

1992年    NHK主催 日本の陶芸「今」百選展に出品

1994年    JAL関西空港貴賓室作品展示

1998年    三国山築窯30週記念・大阪うめだ阪急百貨店個展

2006年    古希記念大阪うめだ阪急百貨店個展

       東京日本橋高島屋個展

2010年    築窯40周年記念 大阪うめだ阪急百貨店個展

2011年     21世紀展(毎年7回)出品