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金重素山(かなしげ そざん)

金重素山 作 伊部ヒダスキ酒呑

http://www.bijyutsu.jp/products/item/624

 

1909年 備前市に生まれる。

1927年 兄で人間国宝の金重陶陽の助手として、窯焚をつとめる。

1951年 兄の元を離れ、大本教本部(京都府)の亀岡の花明山窯に奉仕。

1959年 大本教本部綾部(京都府)鶴山窯に奉仕。

1964年 岡山市円山に登窯を築窯。

1965年 天満屋岡山店にて初窯展開催。

     電気窯による桃山調のひだすき焼成を創案。

1966年 電気窯によるひだすき焼成完成。

1967年 東京日本橋壺中居にてひだすきのみの作陶展を開催。

1972年 三笠宮殿下、円山工房に来駕。

1974年 山陽新聞文化賞受賞。

1975年 「第三回日本陶芸展」に推薦招待出品。

1977年 金重陶陽一門展「壺心会展」に協賛出陳。

1978年 天満屋岡山店にて「金重素山展」を開催。

1979年 「第五回日本陶芸展」推薦出品。

1980年 「現代日本陶芸百選展」に推薦出品。

1982年 伊部に牛神下窯を築窯。

1983年 岡山県指定重要無形文化財に認定される。

1990年 伝統文化保存振興貢献により、文化庁長官表彰される。

1991年 岡山県文化賞。

勲四等旭日小綬章。

1995年 逝去。

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原田捨六(はらだ しゅうろく)

1964年 明治大学農学部農産製造科卒業(現農芸化学化)。

1971年 伊部に小穴窯を築窯する。

1972年 伊部に登窯を築窯する。

1973年 桂又三郎氏・池田宣政公・宗田克己氏で結成された古備前愛陶会に参加し

             古備前の研究を続ける。

1978年 桂又三郎氏「喜寿記念展」出品作品を来宅にて制作。

1979年 主婦の友社刊「窯別現代茶陶大使」に選出される。

1981年 「備前の歴史」を桂又三郎氏監修により出版。

1983年 在オーストリア大使館の要請によりオーストラリア国立民族博物館にて二人展を開催する。

1991年 牛窓・阿弥陀山に神道穴窯を築窯する。

1993年 京都書院刊「陶」シリーズに選出され作品集が出版される。

1997年 同朋舎刊「陶21」に選出される。

2000年 日本陶磁会賞を受賞する。

2002年 日本放送出版協会刊「茶陶 歴史と現代作家101人」に選出される。

2003年 東京都庭園美術館現代日本の陶芸「受容と発信」出品。

2004年   茨城県立陶芸美術館備前焼の魅力「伝統と創造」出品。

 

 

1978年以降、日本橋三越本店・松山・高松・札幌・大阪。・倉敷・画廊にて個展を重ねる。

          阪神・小田急本店美術画廊にて個展を重ねる。

            岩田屋本店・井筒屋本店・美術画廊にて個展。

            渋谷黒田陶苑など各地の画廊にて個展。

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脇本博之(わきもと ひろゆき)

1952年 長崎県対馬に生まれる

1975年 大阪芸術大学工芸科中退

1981年 備前焼作家山下譲治に師事

1990年 邑久郡長船町東須恵に築窯、独立。初窯を出す。

1991年 日本伝統工芸展入選

1993年 陶芸ビエンナーレ奨励賞受賞

1994年 94焼き締め陶公募展大賞受賞

1996年 岡山・天満屋にて個展 「私的なかたち」

1997年 日本伝統工芸展入選

      日本工芸会正会員認定

2002年 アメリカ サンタフェギャラリー「タッチング・ストーン」にて個展

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中村六郎(なかむら ろくろう)

1914年 岡山県伊部に生れる。

1945年 金重陶陽に師事。

1961年 独立して六郎窯を築窯。

1986年 伝統工芸士の認証を受ける。

2004年 没 勲七等青色桐葉章受賞。

  備前焼の名工で「酒器の六郎」「徳利の六郎」と呼ばれた
  酒器作りの名人。


中村六郎 作  備前湯呑

http://www.bijyutsu.jp/products/detail.php?product_id=401

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隠崎隆一

隠崎隆一 (かくれざきりゅういち)

 ~経歴~

1950年  長崎県福江市に生まれる

1973年  大阪芸術大学卒業

1982年  岡山県美術展山陽新聞社賞受賞 ’83年、’89年同賞受賞

1985年  ニューヨークスキッドモア美術大学客員参加

1986年  第48回一水会陶芸展一水会賞受賞 ’90年同賞受賞

1988年  第5回田部美術館大賞 
       現代茶の湯の造形展大賞受賞 ’92年同賞受賞

1989年  岡山県美術展委嘱作家となる
       第1回陶芸ビエンナーレ’89受賞

1990年  日本工芸会正会員となる
       国際花と緑の博覧会政商苑出品
       平成陶芸の全貌と展望展PartⅠ出品

1991年  若き旗手達~陶芸展出品(伊丹市立工芸センター)
       日本放送協会(NHK)工房探訪「作る」

1992年  山陽山陰路の現代陶芸展Ⅱ出品(東広島美術館)
       日本の陶芸『今』100選展出品(NHK主催フランス〈パリ〉日本各地)

1993年  草月会「花の器」展・奨励賞受賞
       「陶」隠崎隆一 出版(京都書院)

1994年  若き旗手達-陶芸展Ⅱ-出品(伊丹市立工芸センター)

1995年  ’95金沢工芸大賞コンペ招待出品
       第13回東美特別展出品(東京美術クラブ会館)
       陶芸の現在(発信する器)展出品(東京・日本橋高島屋 京都・高島屋)
       シンポジウム「今日のうつわを考える-用と美の対立を越えて」
       第8回MOA岡田茂吉賞優秀賞受賞
       同美術館にて記念展

1996年  山陽・山陰路の現代陶芸展Ⅲ出品(東広島美術館)
       平成7年度 日本陶磁協会賞受賞
       国際文化協会「現代日本陶磁の秀作-アジア巡回展」出品(中国・タイ・マレーシア)
       第11回現美展出品(東京・大阪・京都・名古屋・富山・金沢)
       陶壁制作(金沢・保健施設「ピカソ」)

1997年  第12回現美展出品
       「備前焼・千年の伝統美」フランス(フランス国立陶磁器美術館)
       第48回岡山県美術展覧会 山陽新聞社大賞受賞
       国際文化協会「現代日本陶磁の秀作-アジア巡回展」帰国展

2000年 ヘルシンキ美術館「茶の湯‐現代の造形」展招待出品  

2002年 台北県立陶磁博物館「International Asia-Pacific  

        Contemporary Ceramics Invitational Exhibition」出品  

2003年 菊地寛実記念智美術館「Japanese Ceramics Today」出品   

2005年 ボストン美術館「Contemporary Clay」展出品  

2006年 Japan Society「Contemporary Clay」展出品 (ニューヨーク)  

2008年 智美術館大賞「現代の茶陶」展優秀賞受賞  

2009年 金重陶陽賞受賞

 

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森陶岳(もり とうがく)

森陶岳 (もりとうがく)

 

~経歴~

1937年岡山県生まれ

1963年日本伝統工芸展に初入選(以後連続入選)

1966年日本工芸界正会員

1980年兵庫県に大窯を完成

その後岡山県牛窓町に53mの直焰式登窯の大窯を築く

1996年岡山県重要文化財保持者に認定

2002年日本陶磁協会賞金賞受賞

 

室町時代から続く備前六姓の窯元に生まれた陶岳は、小学生の頃に自分でつくった窯で手作りしたものを焼いていた。大学での教諭の職を辞して陶芸の道に進んだ。

妥協を許さない陶岳は食器に対しても手間暇を惜しまず、内側を削り込むなどして形や使いやすさを追求している。ぐい呑みもまた内側が削り込んでおり、酒が旨い。

また、陶岳は大窯を数個築いたが、桃山時代の内に秘めた強いエネルギーをもち、無駄のないどっしりとした古備前を焼くには、全長80m級の大窯が不可欠だという結論に達し、10名のチームを組んで1996年頃から工事を開始し、1999年頃から築炉している。この窯には大甕が220個も入り、火入れはおよそ半年を所要する。

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山本陶秀

山本陶秀(やまもととうしゅう)

明治39年(1906年) 備前市伊部に生まれる。

大正10年(1921年) 陶芸をはじめる。

昭和8年(1933年) 作家として独立。

昭和13年(1938年) 楠部弥弌に師事する。

昭和23年(1948年) 国指定技術保存(丸枝)資格者認定。

昭和34年(1959年) 岡山県重要無形文化財保持者認定。ブラッセル万国博覧会のグランプリ金賞受賞

昭和45年(1970年) 日本工芸会理事

昭和51年(1976年) 備前市功労賞受賞、紫綬褒章受章。

昭和54年(1979年) 伊勢神宮へ「流れ胡麻三方花入」献納

昭和55年(1980年) スペイン国王フアン・カルロス1世とソフィア王妃へ「花瓶」献上

昭和56年(1981年) 皇室へ「流れ胡麻丸花瓶」献上

昭和57年(1982年) 勲四等瑞宝章受章。

昭和62年(1987年)4月20日 国指定重要無形文化財「備前焼」保持者(人間国宝)認定。

平成3年(1991年) 備前市名誉市民。

平成6年(1994年) 歿。勲四等旭日小綬章追贈 

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高原卓史 

高原卓史 (たかはらたくし)

 

~経歴~

1959年岡山県生まれ

京都府陶工専修訓練校、京都府立工業試験場で修行

父・高原敏に師事

1983年独立

田部美術館「茶の湯の造形展」、県展などに入選

1987年岡山で初個展

1997年東京で個展

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江間廣 

江間廣 (えまひろし)

 

~経歴~
1953年東京都生まれ

1977年上智大学卒業

1990年陶芸を志す

1992年備前陶芸センターを卒業

1994年半地下式穴窯を独力で築き、独立

1997~2004年東京しぶや黒田陶苑にて毎年個展を開催

NHK・BS「器・夢工房」に出演

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好本宗峯

好本宗峯 (よしもとしゅうほう)

 

~経歴~

1938年岡山県生まれ

1965年藤田佳郎に師事

1972年半地下式穴窯を築く

1975年~日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、日本陶芸展にたびたび入選

日本工芸会正会員

1977年天満屋倉敷店で個展(以後毎年開催)

1984年金重陶陽賞受賞

1990年岡山日日新聞文化賞受賞

 

独立してから10年間備前焼を焼いていた。その後、須恵器の緑色の自然釉の美しさに魅せられ、その焼成にふみきった。須恵器は奈良時代美前で焼かれていたもので、ほかの産地のものよりもはるかに白く焼かれきめ細かくねっとりとした仕上がりであったため珍重され貢納品の上位を占めていた。しかし、平安時代に尾張の猿投窯で灰釉陶が量産されるようになったことで衰退していった。この1000年も前に衰退した須恵器を復元させるために、何度も試行錯誤を繰り返し、すばらしい須恵器を再現する備前唯一の陶芸家となった。

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