好本宗峯
好本宗峯 (よしもとしゅうほう)
~経歴~
1938年岡山県生まれ
1965年藤田佳郎に師事
1972年半地下式穴窯を築く
1975年~日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、日本陶芸展にたびたび入選
日本工芸会正会員
1977年天満屋倉敷店で個展(以後毎年開催)
1984年金重陶陽賞受賞
1990年岡山日日新聞文化賞受賞
独立してから10年間備前焼を焼いていた。その後、須恵器の緑色の自然釉の美しさに魅せられ、その焼成にふみきった。須恵器は奈良時代美前で焼かれていたもので、ほかの産地のものよりもはるかに白く焼かれきめ細かくねっとりとした仕上がりであったため珍重され貢納品の上位を占めていた。しかし、平安時代に尾張の猿投窯で灰釉陶が量産されるようになったことで衰退していった。この1000年も前に衰退した須恵器を復元させるために、何度も試行錯誤を繰り返し、すばらしい須恵器を再現する備前唯一の陶芸家となった。
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2010年04月02日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: 陶芸家